『2011』書評・反響その1
新刊のスラヴォイ・ジジェク『2011』ですが、刊行当初に、フェイスブックで何人もの方が取り上げてくださったほか、文芸評論家・近畿大学教授のすが秀実さんがツイッターで本書に言寄せて、「現代の問題は、『民主主義』による多数派形成ではなく、少数の一般意思による『独裁』である」と言及していました。...
View Article『2011』書評・反響その3
アメリカによる軍事介入の危機にあるシリア、今もって非常事態宣言が出されたままのエジプトなど、「アラブの春」の余燼がまだくすぶり、予断を許さない情勢がつづいています。 そうしたなか、「アラブの春」を執筆のきっかけの一つとし、その分析に1章を割いた小社既刊のジジェク『2011』の書評が出ました。 図書新聞9月14日号で、評者は箱田徹さん。...
View Article『アルチュセールの教え』書評その1
7月既刊のジャック・ランシエール『アルチュセールの教え』の書評が、図書新聞9月21日号に掲載されました。 「政治哲学者ランシエール初の単著にして父殺しの書物」と題し、評者は、柿並良佑さん(現代フランス哲学専攻)。こちらでも見られます(図書新聞にリンク)。...
View Article『風景の死滅 増補新版』出版記念イベント
ご案内が直前になってしまいましたが、新刊『風景の死滅 増補新版』の出版記念イベントを11月23日(土・祝)に行います!ぜひみなさんご参加ください!! 『風景の死滅 増補新版』出版記念イベント「風景=国家を撃て! 風景論の新たな地平に向けて」 ■上映 『略称・連続射殺魔』(1969/カラー)■出演 松田政男×足立正生×平沢剛■日時 2013年11月23日(土)開場16:30...
View Article『風景の死滅』イベント、大盛況
11月23日(土・祝)の『風景の死滅』出版記念イベント(『略称・連続射殺魔』上映+松田政男・足立正生・平沢剛トーク)は、大盛況のうちに終わりました。...
View Article『風景の死滅』書評 その1
11月刊の松田政男『風景の死滅 増補新版』の書評が、奇しくも10日発売の2つの媒体に掲載されました。 まず、図書新聞1月18日号(3142号)で栗原幸夫さん。それぞれ日本共産党神山派の一員として以来60年の関わりのなかから、厳密に、初版時の評価と今回の再読時を比較しつつ分析しています。...
View Article3/25『存在論的政治』出版記念イベント
ご案内が直前になってしまいましたが、新刊『存在論的政治』の出版記念イベントを3月25日(火)18時半から行います。みなさん、ぜひお越しください!市田良彦『存在論的政治』出版記念イベント市田良彦×浅田彰トークショー「反乱・主体化・階級闘争」■上映...
View Article『存在論的政治』書評 その1
久しぶりの更新となりました。 2月に刊行した市田良彦『存在論的政治』の書評が、「週刊読書人」4月4日号に掲載されました。 評者は、松本潤一郎さんです。 松本さんは言います。...
View Article『天皇制の隠語』のリアル/ネット書店での販売について
4月22日発売(取次搬入)の新刊、絓秀実『天皇制の隠語』ですが、 一部のオンライン書店や大手書店で品切れ・品薄状態がつづき、 たいへんご迷惑をおかけしていることを、心からお詫び申し上げます。 リアル書店については、このサイト内の同書の説明ページに「主な取り扱い書店一覧」を掲載しています。...
View Article『天皇制の隠語』の2つの出版イベント
新刊の絓秀実『天皇制の隠語』の出版を記念して、2つのイベントを催します。(いずれも要予約) まず第1弾。 6月7日(土)16-18時、御茶ノ水のエスパス・ビブリオで、 「反資本主義のために――日本資本主義論争と現在」と題した、 著者・絓さん×長原豊さん×尾原宏之さんのトークショーです。 長原さんは経済学研究、尾原さんは政治思想史研究で、 お三方の議論は、日本資本主義論争を多面的にとらえ、...
View Articleクリスティン・ロス『68年5月とその後』をめぐるイベント
最新刊の『68年5月とその後』の出版にあわせて、著者のクリスティン・ロスが来日、早稲田大学の国際シンポジウムで基調講演、京都大学で単独講演を行います。 早大、京大それぞれ、ハリー・ハルトゥーニアンも登壇します。(京大イベントでは、絓秀実さんとの公開討論で、既刊の『天皇制の隠語』がテーマです)ぜひご参加ください! 国際シンポジウム「東アジアから1968年をみつめなおす」...
View Article廣瀬純『暴力階級とは何か』出版記念連続トークショー
新刊の廣瀬純さんの『暴力階級とは何か——情勢下の政治哲学2011-2015』の出版を記念して、著者・廣瀬さんがシリーズでトークショーを行います。 ぜひご参加ください! ●「1984——暴力階級の到来はいかに告げられたか」 日 時:6月8日(月)19:30〜会 場:ジュンク堂池袋店4Fカフェ入場料:1,000円(1ドリンク付き)予 約:同店 tel. 03-5956-6111概 要:...
View Article廣瀬純『暴力階級とは何か』トーク in 大阪、 『年報カルチュラル・スタディーズvol.3』連続トーク
既刊の廣瀬純さんの『暴力階級とは何か』の出版記念トークショーを、ついに大阪で開きます! ●「暴力が支配するところ、暴力だけが助けとなる——デュラス、フーコー、デリダ」 日時:7月18日(土)14-16時会場・受付:ジュンク堂難波店3Fカウンター前特設会場入場無料(定員30名)予約:同店電話06-4396-4771もしくは同店カウンター 暴力階級が到来している。...
View Article長原豊『ヤサグレたちの街頭』出版記念トークイベント
新刊の長原豊『ヤサグレたちの街頭』の出版記念トークイベントを開きます! 著者の長原さんと、小社から昨年『天皇制の隠語』を出版した絓秀実さんとの公開対談です。 理論的な話題よりも、反安保法制、反原発、反ヘイトなど最近の社会運動、直接行動について議論が集中すると思われます! 長原豊×絓秀実「街頭の行方――反資本主義のために」 日時:8月29日(土)15時〜 会場:エスパス・ビブリオ...
View Articleごあいさつ
はじめまして。 航思社です。 「こうししゃ」と読みます。 思想の海にたしかな航跡を描く。 自分たちの出版物の内容を、決して裏切ることなく、みずから実践していく。 そんな決意のもとに、社名をつけました。 既存社会に対する異議申し立てにしっかりと軸足をおき、思想・哲学、政治、経済、社会運動・社会問題、アート、映画など、人文社会科学系の本を出版していきます。...
View Article週末から関連イベントが目白押しです
それぞれお知らせが直前になってしまいましたが、まず、1月30日(月)18時から、新刊の日弁連『デジタル社会のプライバシー』の関連シンポ(日弁連主催)があります。 「社会保障・税共通番号」制度シンポジウム——実現するの? 公正な納税・きめ細やかな社会保障1月30日(月)18〜20:30弁護士会館17階1701会議室※参加費無料 1 基調報告:「共通番号」法案の要点と問題点について...
View Article反原発・脱原発の運動
1月27日(金)は反原発・脱原発でほぼ一色の一日だった。 *** 経済産業省前の交差点の一隅に立てられた「脱原発テント」が強制撤去されるのをふせごうと、16時から開かれた集会に、航思社をあげて参加した。 脱原発テントが立てられ、有志たちが交代で寝泊まりをしながら、脱原発に向けた署名活動を始めたのが昨年9月11日。右翼の妨害や警察などのいやがらせなどをはねのけ、テントを維持して活動をつづけてきた。...
View Article脱原発「異論」
市田良彦・王寺賢太・小泉義之・すが秀実・長原豊『脱原発「異論」』(作品社、2011年)について、書評紙『週刊読書人』で論争が起きている。 本書について、同紙1月6日号に金森修氏(東京大学教授)が書評、それに対して著者のひとり、市田氏が1月20日号で応接、さらに2月10日号で金森氏が再応接した。 さらに今度は、著者のひとり、王寺氏が応接する、という。...
View Article書評が出ました
共通番号制(マイナンバー)の法案が2月14日に閣議決定されました。 これに先立ち、1月28日、内閣府が共通番号制に関する世論調査の結果を発表しましたが、そのなかから、朝日新聞や時事通信、読売新聞、日経新聞は、「共通番号制の導入を必要と回答したのが58%」と報じていました。...
View Article注目のイベント
久しぶりの更新になってしまいました。 今月も注目のイベントが盛りだくさんです。 まず4月6日(金)から、青山Rat Hole Galleryで、北島敬三さんの写真展「ISOLATED PLACES」が開かれます(5月13日まで)。 さらに、79年発表の『写真特急便』の復刻がSteidl社から出版されたようです。...
View Article近刊のもろもろが決定
近刊案内でお知らせしていた『共通番号制なんていらない』ですが、書名を正式決定、ブックデザインも決まりました。 小笠原みどり・白石孝 『共通番号制(マイナンバー)なんていらない! ——監視社会への対抗と個人情報保護のために』 四六判・並製/176ページ/本体1400円+税 4月13日見本出来、20日ごろ店頭販売 (ISBN978-4-906738-01-4)...
View Article新刊が取り上げられました
また久しぶりの更新になりました。 小社4月刊の『共通番号制なんていらない!』を各氏が取り上げてくださっています。 まず、ジャーナリストの鎌田慧さんが5月19日付『日刊ゲンダイ』で取り上げてくださいました。 共通番号制について、...
View Article月9と共通番号制
またしても久しぶりの更新になりました。 やや時機を失した感がある話題ですが、ぜひとも一言。 今年7月9日から始まったフジテレビ系列の月曜21時からのドラマ(いわゆる月9) 「リッチマン、プアウーマン」は、小栗旬・石原さとみ・井浦新らが出演しているが、初回を見て、我が耳を疑った。...
View Article近刊の詳細
久しぶりの更新になりました。 久しく近刊案内でお知らせしていた小社3点目の『田村孟全小説集』の詳細が決まりました。 A5判702頁(上下2段組)で、上製函入、布クロス装です。 本体価格は7800円(税別)。 栞(別刷)12頁。 取次搬入は9月27日(木)なので、月末には書店店頭でお披露目できるだろうと思います。 内容紹介や目次など詳しくは「近刊案内」をご覧ください。...
View Article『田村孟全小説集』刊行記念イベント!
新刊の『田村孟全小説集』の刊行を記念して、トークイベントを開催します。 みなさん、ぜひお越しください! *** 青山真治×上野昂志トークショー 「小説と映画──物語/歴史のつむぎ方 田村孟の仕事」 60-70年代、あらゆる表現ジャンルがみずからのありようと戦後日本を根源的に問い直し、 前衛的な挑戦をくりひろげたが、 40年を経た現在、それらはいかに継承されているのか。...
View Articleトークイベント「田村孟の仕事」
11月24日、先にご案内したように、新刊『田村孟全小説集』の出版記念、 上野昂志さんと青山真治さんのトークイベントは、盛況のうちに無事に終わりました。 (残念なことに、写真を撮り忘れてしまいました……) おふたりのお話は、田村孟の作品をめぐり、 70年代の小説発表当時の状況や、中上健次との類縁性、 脚本の『飼育』(大江健三郎原作)と『白昼の通り魔』(武田泰淳原作)との影響関係など、...
View Article『田村孟全小説集』新刊紹介・書評その1
『田村孟全小説集』の出版から2ヶ月が過ぎたところで、 現時点までの新聞や雑誌などでの紹介をまとめてみました。 たぶん最初は、共同通信配信の記事です。 10月末~11月初めにかけて、 京都新聞、長崎新聞、岐阜新聞、 新潟日報、秋田さきがけ、静岡新聞のほか、 各地方紙に紹介されました。 (写真は、11月1日付京都新聞) ついで、読売新聞です。 11月4日付の書評面で、本書の新刊案内とともに、...
View Article特集上映「脚本家・田村孟」
小社刊『田村孟全小説集』の著者、 田村孟氏が脚本を書いた映画と、 唯一の監督映画が、 川崎市市民ミュージアムで特集上映されます。 期間は、12月15日(土)から2013年1月27日(日)の土日祝日です。 (年末年始を除く) 15日(土)および16日(日)は、 まずめったなことではスクリーンでは見られない (DVDやVHSでもきわめて困難)...
View Article荒井晴彦×井土紀州×土田環トークショー
12月16日(日)、特集上映「脚本家・田村孟」(川崎市市民ミュージアム)で、 荒井晴彦さん・井土紀州さん・土田環さんのトークショーが行われました。 この日は、先にお知らせしたとおり、 田村孟唯一の監督作品『悪人志願』と、 武田泰淳原作・大島渚監督『白昼の通り魔』の上映で、 その2本の合間のトークでした。 トークでは、まず、この2本の映画をはじめとして、...
View Article津村喬『戦略とスタイル 増補改訂新版』『横議横行論』出版イベント
昨年末に出版した津村喬さんの『戦略とスタイル 増補改訂新版』と、今月末出版の『横議横行論』(純然たる新刊です!)の出版イベントを開きます! 津村さんのほか、ニューヨークから来日中の高祖さん、思想史研究の仲田教人さん、大阪から持木良太さんをお招きしてのトークセッションです。 トークの後は交流会(アメリカとスカイプ中継も計画中)、パーティ(ポエトリー・リーディングなど)の予定です。...
View Article廣瀬純『資本の専制、奴隷の叛逆』が朝日新聞の書評に!
1月末に出版した廣瀬純さんの『資本の専制、奴隷の叛逆』が3月13日(日)の朝日新聞の書評に取り上げられました。 評者は中村和恵さん。 ぜひご一読のうえ、本書をお手に取ってみてください!!
View Article津村喬『戦略とスタイル 増補改訂新版』『横議横行論』出版イベントvol.2
津村喬さんの近刊2冊、『戦略とスタイル 増補改訂新版』『横議横行論』の出版イベント第2弾を開きます! 今度は大阪です。 津村さんのほか、『横議横行論』解説の酒井隆史さん、映画監督の佐藤零郎さん、板倉善之さん、中村葉子さんをお招きしてのトークセッションです。 トークの冒頭では、佐藤さん・板倉さん・中村さんが製作した映画『月夜釜合戦』の予告編PVも上映します。 関西方面のみなさん、ぜひお越しください!...
View Article『資本の専制、奴隷の叛逆』補遺ジジ・ロッジェーロへのインタヴュー 1
オペライズモ、主観性、階級構成(第1部)Intervista a Gigi Roggero. Operaismo, soggettività e composizione di classe (1) 廣瀬 純 ジジ・ロッジェーロ(Gigi...
View Article『資本の専制、奴隷の叛逆』補遺ジジ・ロッジェーロへのインタヴュー 2
オペライズモ、主観性、階級構成(第2部)Intervista a Gigi Roggero. Operaismo, soggettività e composizione di classe (2) 廣瀬 純 ※ジジ・ロッジェーロの略歴などは第1部冒頭を参照。 【承前】...
View Article『反東京オリンピック宣言』出版イベント
8月17日配本の『反東京オリンピック宣言』の出版イベントを大阪・東京で計4回、開催します! (現在、増刷も準備中です) リオ・オリンピックとパラリンピックは、日本ではメダルラッシュだと浮かれ騒いでいます。 しかし、その開催の陰で、いったい何が起きている(起きた)のか? 4年後の2020東京オリンピックは? 安倍「アンダーコントロール」虚偽発言による福島原発事故の隠蔽、...
View Article『反東京オリンピック宣言』続々と書評
『反東京オリンピック宣言』の書評・新刊案内・関連記事が続々と出ています! まず『毎日新聞』8月25日付の「発信箱」で論説委員の落合博さんが、「お・こ・と・わ・り東京オリンピック」集会とともに言及してくださっています。 ついで『週刊金曜日』1103号(9月9日号)の「きんようぶんか」のトップで、武田砂鉄さんが取り上げてくださいました。...
View Articleマトゥロン『もはや書けなかった男』書評
4月末出版のフランソワ・マトゥロン/市田良彦『もはや書けなかった男』が、鈴木創士さんの神戸新聞連載コラム「もぐら草子」第78回(2018年6月24日)で取り上げられました。 いわく「闘病記としてだけでなく、哲学、医学、介護、文学、さまざまな観点から読むことのできる本書は、翻訳書としても特異な経緯を持っている」。...
View Article菅孝行『天皇制と闘うとはどういうことか』著者インタビュー
2019年4月刊の菅孝行『天皇制と闘うとはどういうことか』に関する著者インタビューが、 図書新聞3418号(2019年10月12日付)に掲載されました。 インタビュアーは同紙の米田綱路さんです。 ここに同紙の許可を得て紙面を転載します。 インタビューは本書の内容に沿い、わかりやすく解説する内容です。...
View Article訃報
小社が著作権を管理している著者の逝去をお知らせします。 松田政男(まつだ・まさお=映画評論家)3月17日(火)20時15分、肺炎のため戸田市の病院で死去、87歳。故人の遺志により葬儀は行いません。しのぶ会を後日開催する予定です。詳細については小社ウェブサイトなどでお知らせいたします。...
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